R5年度の支援対象企業
iPresence株式会社
テレプレゼンス・アバターロボットを活用した
「TAAS」(Teleportation As A Service)の実現による
コミュニケーションの可能性増大
遠隔空間にロボットアバターで、バーチャル空間にデジタルアバターで存在でき、多空間をアバターからアバターへ瞬間移動できることで実現される人のコミュニケーション能力拡張体験を教育から遠隔医療、
テレワーク、ハイブリッドイベントまで幅広い分野でサービス化していく概念「Teleportation as a Service」を打ち出し現在事業を拡大しています。
https://ipresence.jp/
iPresence株式会社
代表取締役
クリストファーズ クリスフランシス
ISSUE/問題・課題
地理的・物理的・システム的制約による
コミュニケーションの「垣根」
オンライン対話ツールによる
制約の一部解消と、その裏で進む孤立化
地理的に離れた場所にいたり、入院中で参加できないなど、地理的・物理的な制約によって我々のコミュニケーションにはまだまだ「垣根」があります。確かに、コロナ禍でオンラインツールを介してのコミュニケーション手段は広く使われるようになった点は一つの進歩ではありますが、この方法によっても結局は対面でのコミュニケーションで得られる体験に比べるとまだまだ不十分であり、現場にいる人だけで共通理解が進みがちであり、オンラインでの参加者はその裏で取り残されて孤立化が進むという点は解消されていません。
メタバース・デジタルツイン空間と
現実空間との「垣根」
また、オンラインの世界でも「メタバース」や「デジタルツイン」という、3D空間でのリッチな体験を提供しようとする試みは進んでいますが、現実空間とは別の世界であり、相互に行き来するというようなコミュニケーションにはまだまだ「垣根」があると言わざるをえません。
IDEA
テレプレゼンス・アバターロボットと
メタバース/デジタルツインを活用した「TAAS」の実現
テレプレゼンス技術により、地理的・物理的制約があったとしても、行きたい場所へテレプレゼンスロボットを介して自由に「テレポーテーション」できる技術は以前からありましたが、これを1対1ではなく、N対Nで自在に行き来できる形のサービスを提供し、あたかも世界中の各地に思いのままに移動できる体験を提供します。
また、これまで全くの別世界として切り離されていたメタバースやデジタルツインの空間にもテレポーテーションできる「ドア」を用意し、そこから現実世界に設置された各地のテレプレゼンスロボットへ思いのままに移動できる体験も提供します。
さらに、移動先のテレプレゼンスロボットのある周囲の情報も、AI技術を活用することで、より豊かでインタラクティブな体験を実現します。
これらの技術により、あらゆる制約を取り払い、我々人間のポテンシャルを最大限に引き出せる世界を実現します。これこそが「サービスとしてテレポーテーションが提供されている」状態(TAAS)なのです。