8月19日(土)に、六甲山上のシェアオフィス「ROKKONOMAD」を貸し切って、R5年度支援対象企業5社の経営者の皆さんと「原体験・課題発見ワークショップ」を実施しました。
7月31日付で発表した下記の支援対象企業5社に集まっていただき、新規事業アイデアの実現に向けて、まずは前提となる自身の原体験を振り返り、解決したい課題を明確にするワークショップを丸一日かけて実施しました。
No | 企業名 | 申請代表者 |
---|---|---|
1 | コールドストレージ・ジャパン 株式会社 | 代表取締役 後藤 大悟 |
2 | Verbal and Dialogue 株式会社 | 代表取締役 森川 善基 |
3 | 株式会社 リーフクリエーション | 代表取締役 森下 政人 |
4 | 株式会社 神戸酒心館 | 代表取締役 安福 武之助 |
5 | iPresence 合同会社 | 代表社員 クリストファーズ クリスフランシス |
ワークショップにご参加いただいた各社の代表者の方々です。皆さんのやる気に満ちた表情が素敵です。
今回のワークショップは、日常の業務や喧騒から離れて集中いただきたいと考え、神戸市が推進する「六甲山上スマートシティ構想」の山上ビジネス交流拠点「ROKKONOMAD(ロコノマド)」にて開催しました。
ROKKONOMAD
https://rokkonomad.org/
まずはメンターの小田真人さんから、
「今、世界に起きていることの全体観をもって新規事業をデザインしていくために、世界で起きているゲームチェンジを味方にしよう」
そして、ワークショップに入る前に大切なこととして「Giverになろう」というメッセージと共に、参加者がお互いに良い関係を深めていくことで良い結果を生み出していこうという話をしていただきました。
その後、各社からの自己紹介の時間となりました。
最初は緊張していた皆さんの表情も、時間と共に少しずつ和らいできたようでした。
続いて統括メンターの波々伯部誠一郎さんより、ワークショップの説明しました。
この日のワークショップでは、ご自身の内面を掘り下げることで「個の生き方」を明確する「原体験ワークショップ」と、自身が解決したい課題や実現したい「めざす世界観」を具体的な言葉にする「課題発見ワークショップ」の2つを実施し、「めざす世界観」と「個の生き方」の統合によってアイデア創出の端緒となることを目指しました。
午前中は、事前課題として各自用意した「人生曲線」について共有し、自身の内面を掘り下げていくワークショップでした。
人生曲線のサンプルです。
このような内容を各社の代表者の方々に事前課題としてご用意いただき、当日共有いただきました。
最初は自身の人生を話すことに戸惑っている方もいましたが、他の参加者が温かく、和やかな雰囲気だったので、次第に安心して自己開示できている様子でした。
この「原体験ワークショップ」を通じて、支援対象企業の経営者やメンターといった垣根を越えて、互いの信頼関係が少しずつ出来てきたように思います。
少し遅めのお昼は、ROKKONOMAD特製カレーを皆でいただきました。
この日も真夏日ではありましたが、六甲山上は涼しい風も吹いており、眼下に広がる神戸のまちを眺めながら、楽しくいただくことができました。
午後は、「原体験ワークショップ」を踏まえ、課題発見にあたっての一連の世界観形成を体験する「課題発見ワークショップ」を行いました。
事前に考えていた課題をより具体化するため、各自で5W1H形式の「アイデア検討シート」に記入し、ご自身のアイデアについて言語化を試みました。
ふせんも活用しながら思索を深めています。
この日参加したメンターも、経営者の皆さんの思いを汲み取りながらお手伝いしました。
最後はグループ内で共有し、他の参加者からフィードバックをしました。
次回9/23の「構想策定ワークショップ」までの約1ヶ月間に引き続き個別のメンタリングを進めていきたいと思います。
最後はワークショップ会場で懇親会を行いました。
当日車で来られた方も多く、ノンアルコールでの実施でした。
ワークショップでは2つのグループに分かれて行ったのですが、懇親会ではグループを越えた交流が生まれ、和やかで楽しい時間となりました。
懇親会の中でもワークショップでの話がより深まり、時間がいくらあっても足りないほどに盛り上がりました。